働くママがもらえる産休中の「出産手当金」



出産手当金の申請手続き

 

 

最後は実際の出産手当金の申請手続きについてお話します。まずは、自分は受給資格対象者かどうかを、勤務先に確認します。(加入している健康保険によっては、受給資格がないという場合も想定されます)。

 

産休前に勤務先から「健康保険出産手当金支給申請書」という書類をもらいます。出産のために入院する時に、必要事項を記入した申請書を持参、入院中に医師証明をもらいます。(文書料が数千円かかる場合もあります)産休後になってから、勤務先に申請書類を提出、必要事項を記入してもらいます。

 

必要事項の記入後に、勤務先の健康保険担当者もしくは協会けんぽ、健保組合窓口などに書類を提出します。記入に誤りがなければ申請後、約2週間~2ヶ月後に出産手当金が貰えます。大きくはこうした流れになります。

 

ちょっと気になるのは、出産手当金が貰えるのが以外に後であるということです。出産手当金という名称ですから、出産したらすぐに貰えるようなイメージがあるかもしれませんが、実際には口座に振り込まれるまで時間がかかります。このお金を頼りにするのはいいのですが、実際には産後4ヶ月後という感じで、家計のやりくりをしておいた方がいいでしょう。

 

最大のポイントは、出産手当金を貰うのには、とにかく産休を取得する必要があるという点です。勤務先によっては産休が取りにくい雰囲気もあるでしょう。しかし何より大切なのは赤ちゃんを無事に出産することであり、ママの身体をしっかり休めることです。そんな点からも、出産手当金の仕組みはしっかり活用して欲しいと思います。